小西さん、ありがとう!
Subject: ブログ の ネタ: 西村主審----
私は現在、東京都の審判育成コースで修行中ですが、今日の研修でなんと、一昨日帰国されたばかりの西村さんがサプライズ登場されて、半時間ほどスピーチをされました。明日7/16に記者会見だそうですので、今アップできれば、一番乗りですよ!私のメモですから、発言の正確な採録ではないこと、ご了承下さい。
「開幕初日から最終日まで、審判として関わることが出来た。応援してくれた関係者に心から感謝します。」「決勝戦に抜擢されたことは、FIFAが日本サッカー界の貢献;
西村チームだけでなく上川インスペクタやその他もろもろ、に対する期待・尊重の証だと、現場に居て、ひしひしと感じた。」
「初戦(ウルグアイvsフランス)では、両チームの良さ、つまりフォルランに代表される豪快さや個人技と、フランスのトータルフットボールというコンセプトを出してあげるよう努めた。足裏タックルに、イエローを出した。試合後のスーパースロースピードのリプレイを見て、自分の感覚との違いに愕然とさせられた。それ以後のレフェリングは、スーパースローとの戦いといった趣になった。なお、あの足裏タックルはレッドにすべきだった、とのFIFA見解をもらった。」
「スペインvsホンジュラス。緒戦に負けたスペインにとって、これを落とすわけには行かず、その迫力はすさまじいものだった。1mmも狂わないパス、1mmも離れないトラップ。Jでは体験できない、ワールドクラスとはこういうものかと感じた。」
「ブラジルvsオランダ。開始から双方の意地のぶつかり合いの様相だったので、ファウルを流さずに、試合を切るようにした。監督にゲームプランがあるように、審判にもレフェリングプランがある。この試合は二通りのプランを考えていた。一つ目は、調子の良いブラジルが華麗な攻撃を仕掛けるもの。二つ目は、オランダが先制してブラジルが焦る展開。実際には、この両方が試合の中で具現した。一発退場のシーンは、そうした心の準備があったのでスムースに判定できた。スーパースローでは、思いっきり踏んづけているように映っているが、自分の感覚では、パチンと接触した程度。副審のジョンさんは、常日頃から集団的対立に対してすばやく仲裁援助に駆けつけてくれている。」
「決勝戦。ウェブさんのゲームコントロールを最大限サポートしようと努めた。彼のレフェリングが試合をぶち壊した、とまでは言えない。」
写真;決勝の審判団に送られたメダル。たぶんサッカー博物館入りするのではないでしょうか。
お土産のストラップ。レフェリーグッズのミニチュア。笛はちゃんと鳴ります。ユウイチ、トオル、ジョンのネーム入り。
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